高梁のご当地グルメについて

高梁商工会議所では、地域経済の活性化を図る一環として

人口減少:22年国調 34,979人、前回調査▽3,822人(年764人)
少子高齢化(高齢化率36%、)
交流人口:観光客、文化・スポーツでの観客の流入
来て!見て!  食べて!買って!   高梁経済の活性化(お金が回る)
アンケート:魅力的な飲食店がない。買いたいと思うような土産物がない。(観光客の声)
高梁での一人当たり消費額:2,621円 県平均(6,463)の40%

20,21年度では備中高梁ブランドとしての特産品の開発に手掛けました。
また、22年度では、食事の分野でB級グルメの展開を始めました。

6/14 備中高梁B級グルメ推進会議を立ち上げ

B級グルメを推進展開するための組織作りですが、女性会等を含む会議所役員、観光協会、文化協会、飲食業組合、市内女性団体、青年経済協議会、また行政から備中県民局農業普及指導センター、市から商工観光課等関係機関の参画。

ご当地B級グルメ発掘の方策として、一般市民の方、飲食業の方々より「これぞ 高梁のB級グルメ」思われるものをレシピで応募していただこうということで、「備中高梁B級グルメレシピコンテスト」を実施。

7月中:公募: 6月末から7月にかけてレシピを公募

公募に当たってのB級グルメのコンセプト(考え方・とらえ方)として(Bとしての基準)

 ・地域性:料理の素材、調理法に高梁らしさ

 ・独自性:話題性、物語性、面白さ

 ・価格性:800円以下を目安

の3点を提示。新たな開発もあるので、細かい枠、絞り込みはしておりません。

公募結果:58点応募

選抜方法

8/4,19 審査会開催(予備審査を含め2回) 書面による審査。10点に絞り込み。

9/9    共同試作会

この10点の品目について、レシピ提案者と料理のプロ・調理師と二人して共同で試作していただきました。これを試食もし、その場で投票し、上位3点に絞る。

大試食会

9/28 3点の中から、最優秀賞を選考。今度はプロの調理師の方のみで調理。

この大試食会には、飲食店、女性団体、PTA、観光協会、観光ガイド会、会議所議員、備北商工会、学生、行政関係者等々各年齢層、男女も考慮に入れ、多くの方々にご案内し、当日は80人と多くの方からご参加いただき、試食後投票をしていただき、即開票し、1位を最優秀賞、2位3位を優秀賞としました。

最優秀:コンニャクたこ焼き

こんにゃくたこ焼き

海の幸タコの代わりに山の幸備中高梁産のコンニャクを使用。

コンニャクをピリ辛に炒め、たこの食感を出している。

ソースをかけるのではなく、さっぱりと高梁産のユズを使った「ゆずポン酢」。

コンニャクとゆずで独自性・高梁らしさを出している。

優秀賞:インディアン(トマト)焼きそば

インディアントマトやきそば

昭和50年代に学校給食にインディアン焼きそばが出ており、子供たちに大人気で

した。インディアンですからカレー風味ということです。

これに高梁名産のトマトを加えることにしました。

子供が喜び、大衆食で、ネーミングもユニークで、この語感が快い印象を与えま

す。

優秀賞:ゆずみそかつ丼

柚子みそカツ丼

備中高梁ブランドづくりでも素材にゆずを取り上げておりますが、高梁地域では

ゆずを使っているものが多くございます。

また、ゆずみそは良いものが川上町で製造されております。

カツ丼の「デミグラスソース」の代わりに「ゆずみそ」を使っているのがミソで

す。

以上のように、3点とも、一般に親しまれている料理・食品であり、高梁の産物を使い、独自性、話題性のある品々であり、そしてネーミング、味ともに、B級グルメとして素晴らしく、捨てがたいとして3点を「備中高梁B級グルメ」として展開することに大試食会後の10月の備中高梁推進会議で決定。

これら3品の規格(調理基準)についても

たこやき:コンニャク、ポン酢、 焼きそば:カレー風味、トマト、

カツ丼:ゆずみそ  という、必要最少限の条件(規格)にとどめ、あとは各飲食店さんの工夫と競争によりおいしいものになることを期待。

11月から取扱店を公募開始。文書による呼び掛け、訪問による勧誘、

現在13店舗の飲食店の方々からできる品目について、取り扱いをする旨をいただいており、すでに販売をされておる店舗もあり(1/7現在)。